Music deVice

先週の上位アーティスト陣によるデッド・ヒートの末、
今週のタワレコ渋谷店総合チャートの1位に輝いたのは、
ジェットのニュー・アルバム『Shine On』。
2位のベック、3位のthe band apartが虎視耽々と
トップの座を狙う中、骨太で男前なロック・サウンドで
首位を奪取しております。
その頂上決戦を追う形で今週5位に初登場したのは、
TROPICAL GORILLAとBEAT CRUSADERSの
スプリット・ミニ・アルバム『CELL No.9』。BEAT CRUSADERSが
YOUR SONG IS GOODに続く対戦相手として選んだのは、
メロディック・バンク・シーンの雄、TROPICAL GORILLA。
果てしなくラウドでアッパーな本作は、〈失速〉という二文字が
彼らの辞書にはないことを証明する一枚となっております。

そしてもうひと組、今週のトップ10圏内に初登場してきたのは、
9位のスクエアプッシャー。3年ぶり10枚目のアルバムとなる
『Hello Everything』では、緻密なプログラミングで構成される
シンプルなトラックから音がシャワーのように降り注ぐトラックまで、
色彩豊かなサウンド・ハーモニーを楽しむことが可能。
本人の「音楽満載!　崖っぷちまで行った後にする事といったら、
笑うことだけさ!!」という言葉にもうなずける、充実の新作となっております。

一方、今週のJ-INDIESチャ－ト。5位に初登場したのは、
静岡県焼津市在住のサウンド・クリエイター＝Jemapurの
ファースト・アルバム『Dok Springs』。Nujabes主宰のレーベル
〈Hyde Out Production〉にデモとして持ち込まれた楽曲の中から
選曲・コンパイルされた本作は、浮遊感ある美トラックが
クールな逸品となっております。
ほか、7位には新世代ストリート・ジャム・バンド、SPECIAL OTHERSの
タワーレコード限定シングル“AIMS”がランク・イン。
また9位には、男女ツイン・ヴォーカルを擁するジュブナイルの
ファースト・ミニ・アルバム『J×N Express』が初登場。
疾走&飛翔感あふれるロック・ナンバーがパッケージングされております。
　

　タワーレコード渋谷店総合チャート（10月9日～10月15日）
　1. Jet『Shine On』
　2. Beck『The Information』
　3. the band apart『ALFRED AND CAVITY』
　4. コブクロ『ALL SINGLES BEST』
　5. TROPICAL GORILLA × BEAT CRUSADERS『CELL No.9』
　

　タワーレコード渋谷店J-INDIEチャート（10月9日～10月15日）
　1. the band apart『ALFRED AND CAVITY』
　2. 曽我部恵一『東京コンサート』
　3. Polaris『空間』
　4. Various Artists 『SHIBUYA HEART ATTACK '06』
　5. Jemapur『Dok Springs』

【以上bounce.comより】

★“静岡県焼津市在住のサウンド・クリエイター”って（汗）